東日本は寒かった 東京の月平均気温4.9℃ 5℃未満は4年ぶり 1月のまとめ

地域平均気温平年差の5日移動平均時系列(気象庁ホームページより 一部加工)

 気象庁は1日(火)、1月の天候のまとめを発表した。気温は、東日本で低く、沖縄・奄美で高くなった。降水量は、北日本の日本海側でかなり多く、日照時間は西日本の日本海側でかなり多くなった。

東日本 寒かった

気温の30日間平均(1月2日~31日 気象庁ホームページより)

 東日本では上旬から中旬にかけて、寒気が流れ込みやすかったため気温が低くなった。東京は月平均気温が4.9℃(平年差-0.5℃)で、5℃を下回ったのは2018年1月以来となる。一方、沖縄・奄美は下旬に南から暖かい空気が流れ込んだため、気温は高くなった。

降水量 北日本で多い

 中旬に低気圧が北海道付近を通過し、通過後は冬型の気圧配置となることが多かったため、降水量は北日本の日本海側でかなり多くなった。一方、東・西日本では少なかった。

北日本 降雪量多く

1月の平年差(比)図(気象庁ホームページより)

 降雪の深さの月合計は、北日本で多かった。苫小牧(北海道)で降雪の深さ月合計値の多い方からの1位の値を更新した。一方、東・西日本の日本海側は少なかった。月最深積雪は、北日本で多い地点が多かった。一方、東・西日本では少ない地点もみられた。

<月降水量 少ない方から1位を更新した地点>

 浜田(島根) 27.0ミリ(平年比28%)

<月間日照時間 多い方から1位を更新した地点>

 福岡  152.1時間(平年比146%)

 佐賀  172.2時間(平年比134%)

<降雪の深さ月合計値 多い方から1位を更新した地点>

 苫小牧(北海道) 105 センチ(平年値は42センチ)

今後の天候

1か月予報(平均気温)

 北・東日本は、2月前半を中心に寒気の影響を受けやすいため、向こう1か月の気温は平年並みか低くなりそうだ。

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