アルファタウリF1が新型マシン『AT03』を公開。ホワイト/ダークネイビーのカラーリングを継続、HRCのロゴも

 2月14日(月)、スクーデリア・アルファタウリは2022年シーズンを戦う新型マシン『AT03』を発表した。アルファタウリは、2022年もピエール・ガスリーと角田裕毅のドライバーラインアップでシーズンに臨む。

 2021年はF1で5年目のシーズンを迎えたガスリーと、ルーキーの角田を起用したアルファタウリ。ガスリーは開幕戦バーレーンGPこそリタイアで終えたものの、第2戦以降は入賞を続け、第6戦アゼルバイジャンGPでは3位に入賞し、キャリア3度目の表彰台を獲得した。最終的に全22戦のうち15戦で入賞し、ガスリーはドライバーズランキング9位という成績を残している。

 一方の角田は、プレシーズンテストで総合2番手タイムを記録するなど開幕から速さを見せた。開幕戦では日本人F1ドライバーとして初となるデビュー戦での入賞を記録。シーズン前半はガスリーを意識するあまりクラッシュも経験したが、シーズン後半に入るとアプローチを変えたことが功を奏して安定した走りができるようになった。最終戦アブダビGPでは予選で初めてガスリーを上回り、決勝で4位に入賞。ランキング14位でデビューシーズンを終えた。

 アルファタウリは前身のトロロッソ時代から4シーズンにわたってホンダのパワーユニット(PU)を使用してきたが、ホンダは2021年限りでF1活動を終了。しかしながらホンダはレッドブルとアルファタウリに対してPUなどの知的財産権の使用を許可したため、2022年からはレッドブルが新設した『レッドブル・パワートレインズ』がPUの製造を行うことになる。

 なおホンダは、レース活動を担うホンダ・レーシング(HRC)がPUの製造、組立の支援、サーキット及び日本におけるレース運営のサポートを行うことになる。先日発表されたレッドブルのRB18同様、AT03にもHRCのロゴが入っている。AT03はホワイト/ダークネイビーのカラーリングを継続し、一部にはイタリア国旗カラーの緑、白、赤の3色もあしらわれている。

 新しい技術規則が導入され、2022年のF1は各チームの勢力図が大きく変わることが予想される。F1の新時代を迎える2022年、ガスリーと角田はどのような走りを見せてくれるだろうか。アルファタウリの戦いに期待がかかる。

アルファタウリF1の2022年型マシン『AT03』
アルファタウリF1の2022年型マシン『AT03』
アルファタウリF1の2022年型マシン『AT03』

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