海保ヘリから部品落下か 川崎や横浜、綾瀬など飛行後判明

飛行中に紛失した部品と同様の部品(横浜海上保安部提供)

 横浜海上保安部は14日、巡視船「さがみ」に搭載されているヘリコプター「るりかけす」の部品1点を紛失したと発表した。川崎、横浜、藤沢、綾瀬市内などを飛行中に落下したとみられている。

 同保安部によると、紛失したのはプロペラ内のプラグをカバーする円盤状のゴム製部品(直径約6センチ、厚さ約1センチ、重さ約16グラム)。

 ヘリコプターは整備後の試験飛行のため、同日午前10時25分に羽田航空基地(東京都大田区)を離陸し、川崎、横浜市内の上空を通り、東京湾や相模湾、厚木飛行場(綾瀬、大和市)付近を飛行。午後0時25分に羽田航空基地に戻り、飛行後の点検で紛失が判明した。出発前の点検で異常はなかったといい、原因を調べている。

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