サッカーJ2栃木SCの選手らは14日、宇都宮市馬場通り1丁目の宇都宮二荒山神社を訪れ、今季の必勝祈願を行った。
例年は全選手が参加していたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため橋本大輔(はしもとだいすけ)社長と時崎悠(ときさきゆう)監督、主将のMF西谷優希(にしやゆうき)選手と選手会長のDF大島康樹(おおしまこうき)選手の4人のみが参加した。
感染対策のため拝殿での神事は行わず、通常の参拝同様に参道からチームの躍進を祈願。全選手のサインが入った特大の絵馬を奉納した。
今季は1月下旬の春季キャンプ中に陽性判定を受けた選手が相次ぎ、チームの活動を約1週間停止した。時崎監督は「いろいろな障害があっても前に進んでいくという意思を願いに込めた」と逆境に負けない姿勢を強調。「まだまだ積み上げたいことはあるが、現段階でできることを尽くしたい」と意欲を語った。
西谷主将はチームの現状について「みんなが同じ方向を見て準備できているし、前に進んでいる」と不安はない様子。「初戦から勝っていいスタートを切り、J2優勝、J1昇格を達成できるようにしたい」と力強く誓った。
今季の開幕戦は19日午後1時から、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで秋田と対戦する。