新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を巡り、横浜市の山中竹春市長は14日、堀内詔子ワクチン接種推進担当相とオンラインで会談した。会談後、取材に応じた山中市長は64歳以下の接種について「接種券なしで進める方向で調整している」と明らかにした。
市によると、接種券なしの対象には2回目から6カ月以上経過した64歳以下を想定。会場の受け入れ枠や接種歴の確認作業など課題を検討しているという。
堀内担当相は、岸田文雄首相が掲げた3回目接種「1日100万回」ペースの月内達成に向けた協力を要請。この中で、神戸市での先行事例を示して接種券なしでの接種に言及した。
山中市長が4月以降のワクチン供給スケジュールの提示を求めたのに対し、堀内担当相は「近々示すようにする」と応じたという。 会談には、島村大厚生労働政務官(参院神奈川選挙区)も同席した。