【新型コロナ】横浜市の小児接種「3月7日以降」 基礎疾患ある子優先へ

会見する山中市長=10日、横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は10日、5~11歳の子どもへの小児用ワクチン接種を3月7日以降に開始すると発表した。3月4日から接種券を発送するが、当初はワクチン供給量が限られるため、基礎疾患のある子どもから予約の受け付けを始める。

 対象となるのは市内の5~11歳約21万人。3月末までに2万4人分の小児用ワクチンが供給される予定だが、市への4月以降の供給量は分かっておらず、予約開始の目安は(1)基礎疾患がある人(接種券が届き次第)(2)10~11歳(3月19日以降)(3)7~9歳(3月26日以降)(4)5~6歳(4月1日以降)─となっている。

 小児科を中心とした市内の医療機関に直接予約して接種する形で、医療機関の一覧は3月上旬に市のホームページで公表する。

 山中竹春市長は10日の定例会見で「接種する際は保護者の同意が必要。子どもと相談の上で判断してほしい」と呼び掛けた。

 また市は、3回目接種を希望する市立学校教職員や保育所など児童福祉施設の職員を対象に、16日から優先接種を受け付ける。接種券がなくても接種でき、市内2カ所の集団接種会場で約1万人を予定している。

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