海底に沈んだロシア原子力潜水艦 実際の事故を基に描く 「潜水艦クルスクの生存者たち」公開決定

マティアス・スーナールツ、レア・セドゥ、コリン・ファース出演の映画「潜水艦クルスクの生存者たち」が、4月8日より劇場公開されることが決まった。

「潜水艦クルスクの生存者たち」は、2000年にロシアで実際に起きた原子力潜水艦事故を映画化した作品。軍事演習のため出航した原子力潜水艦クルスクの艦内で、魚雷が暴発する。司令官のミハイルは、爆発が起きた区画の封鎖を指示。部下と安全な艦尾へ退避するが、生き残ったのはわずか23名で、艦体は北極海の海底まで沈没する。異変を察知したイギリスの海軍准将デイビッドは救援を表明するが、ロシア政府は軍事機密であるクルスクには近寄らせようとしない。乗組員の命よりも国家の威信を優先する政府の態度に、ミハイルの妻ターニャたちは怒りをあらわに抗議する。

主人公の司令官ミハイルを演じるのは、「リリーのすべて」「レッド・スパロー」のマティアス・スーナールツ。妻ターニャ役には、「007」シリーズなどで知られるレア・セドゥが務め、初の母親役に挑んでいる。人命救助に奔走するイギリス艦隊の准将デイビッド役は、「英国王のスピーチ」のコリン・ファースが演じている。監督は「偽りなき者」「アナザーラウンド」のトマス・ヴィンターベアが務めている。

ポスタービジュアルでは、夕日に輝く潜水艦に加え、乗務員の仲間たちとともに海底から地上へ戻ろうとするミハイル、愛する夫の無事を願うターニャと息子、そして国籍を超えて人命救助に臨むデイビッドの力強いまなざしが捉えられている。また、酸素の薄くなった極限状態の中で、何とか希望を見い出し、愛する人のもとへ帰ろうとする主人公ミハエルの必死な思いを表現した、「残されたのは、わずかな酸素と希望だけ──」のコピーが添えられている。

【作品情報】
潜水艦クルスクの生存者たち
2022年4月8日(金)より kino cinéma横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神 ほか全国順次公開
配給:キノシネマ
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