電気料金納め遅れ 利息98円を専決処分 大田原市

大田原市役所

 【大田原】薄葉の箒川に架かる市道の「かさね橋」の道路照明で、市が手続き上のミスから昨年10月分の電気料金3万1145円を納めるのが遅れ、滞納分の遅延利息98円を支払うため専決処分を行ったことが14日、分かった。市は3月定例市議会に報告する。

 記録が残る2001年以降、料金や費用などの市の支払い遅延発生は初めて。

 市道路課によると、道路照明の電気料金は毎月、21カ所分をそれぞれの支払期限に沿って処理している。今回は、建設水道部共用の文書保管ロッカーのファイル内に、担当者が請求書を他の書類と一緒に入れてしまったことが原因。

 10月分の請求書は電力会社から送付されていないと考えていたが、次の11月分の請求書が届いたため判明した。請求書を探し出し、10月分を納めるとともに遅延利息も支払った。同課は再発防止のため、処理状況のチェックを強化した。

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