西島秀俊主演、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』が全国ロングラン公開中。 現地8日（火）に行われた第94回アカデミー賞®の発表により、本作が日本映画史上初の作品賞・脚色賞、さらに監督賞、国際長編映画賞と全4部門にノミネートされたことがわかった。昨年8月20日（金）からの初動全国115館で公開となった本作は、ノミネーションの発表を受け、発表前時点での上映館数101館のところ、発表後2/13時点での上映館数は213館と倍増、更に週末土日（2/12、2/13）の興収は前週比500％となる盛り上がりを見せている。現在上映中の各劇場で満席が続出、今後も上映劇場は更に増える見込みで異例のロングランが続いている。 【昨日2/13(日)までの動員・興収計】(全国213館計) 動員333,170名 ／ 興収454,695,030円 妻との記憶が刻まれた車。孤独な二人が辿りつく場所――。俳優であり演出家の家福は、愛する妻と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく――。 原作は、村上春樹による珠玉の同名短編小説。この作品に惚れ込み映画化を熱望、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる気鋭・濱口竜介監督。カンヌ映画祭コンペティション部門に選出『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞受賞を果たした短編集『偶然と想像』、脚本を手掛けた『スパイの妻』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台でその名を轟かせてきた。 主演を務めるのは日本映画界に欠かせない名優、西島秀俊。みさきを三浦透子が演じるほか、岡田将生、霧島れいか、と実力派俳優陣が集結した。
