渋滞緩和へ立体交差化 宇都宮の「上戸祭立体」整備大詰め【動画】

宇都宮環状道路の上に整備された高架橋=15日午前9時、宇都宮市上戸祭町、小型無人機から

 今年夏ごろに完成予定の宇都宮北道路と宇都宮環状道路(宮環)の接続点となる「上戸祭立体(仮称)」(宇都宮市上戸祭町地内)の整備が、大詰めを迎えている。

 県が2016年3月に着工。「北道路入口」と「長岡町」の交差点を立体化し、渋滞解消や東北自動車道宇都宮インターチェンジ(IC)へのアクセス向上などが期待される。総事業費は約63億円を見込む。

 当初は20年度中の完成を予定していたが、用地取得などに時間がかかり工期が延びた。交差点間をつなぐ高架橋(約420メートル)は昨年9月までに橋桁の整備を完了し、道路表面の舗装もほぼ終えた。今後は標識や照明の設置など、供用に向けた最終段階に入る。

 北道路から宮環外回り(国道4号方面)への合流地点では、県内では珍しく右車線への合流になるなど、交通形態が大きく変わる。県道路整備課は「走行イメージ動画を公開しているので事前に見て注意してほしい」としている。

 県宇都宮土木事務所は、立体の名称を決める一般投票を21日まで実施している。

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