沖縄で新たに721人感染 11日ぶりに700人超 病床使用率50%以下(2月16日朝)

 沖縄県は15日、10歳未満から90歳以上の721人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者は前週と同じ曜日より39人増加したが、入院患者は減少し307人だった。病床使用率は48%となり、まん延防止等重点措置の解除基準の1指標となる病床使用率50%以下となった。県は16日に対策本部会議を開き、措置解除に向けて議論する。>>【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
 糸数公医療技監は「リバウンドの懸念があり、慎重な行動を求める」と説明。2020年と21年の3月は歓送迎会などで感染者が増加した経緯があることから、県民に感染対策とワクチン接種を呼び掛けた。

 15日の新規感染者は30代が119人と最も多く、感染経路は家庭内の210人が最多だった。感染などで欠勤した医療従事者は、21重点医療機関を含む県内の病院で計306人だった。米軍基地関係の感染は計18人。

 県は昨年8~9月にあったクラスター(感染者集団)3例を報告した。内訳は浦添市内の県立学校7人と社会福祉施設35人、南部保健所管内の社会福祉施設46人だった。(嘉陽拓也)【関連ニュース】
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