子育て環境の整備に向け、伊勢原市は2022年度、未就学児までの通院にかかる小児医療費助成の所得制限を撤廃するほか、産婦健診費用の助成を開始する。母子の健康を守り、子育てしやすい環境を整えることで、将来的な人口維持にもつなげていきたい考えだ。
22年度一般会計予算案にそれぞれの関連事業費を計上した。
同市の小児医療費助成には現在、1歳以上の子どもがいる家庭に対し、扶養人数が1人の場合は570万円、2人の場合は608万円といった所得制限が設けられている。
市子育て支援課によると、未就学児までの所得制限を撤廃することで、新たに約500人の子どもが医療費助成の対象になると見込まれる。市は同予算案に事 業費約643万を計上。システム改修などを行い、10月から実施する予定。