横浜市鶴見区を舞台の一つとするNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の放映開始を前に、お笑いコンビ「ガレッジセール」の川田広樹さん(49)が15日、同区をPRするプロジェクトの公式アンバサダーに就任した。沖縄県出身でドラマにも出演する川田さんは「鶴見は第二の故郷。皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と意気込んだ。
鶴見には戦前から沖縄出身者が多く移住し、現在も沖縄料理店や物産店が軒を連ねる。ドラマでは、本土復帰後に沖縄からやって来た主人公が鶴見で下宿生活を送る設定になっている。
ドラマの放映を機に鶴見の魅力を伝えようと、官民でつくる横浜鶴見プロジェクトが昨年12月に発足。鶴見が舞台の映画に主演したこともある川田さんに白羽の矢を立て、アンバサダー就任を打診した。
鶴見沖縄県人会館で行われた就任会見で、川田さんは「上京時から沖縄料理を食べに鶴見にはよく来ていた。鶴見がドラマに出てくると聞いて一番うれしかった」と話し、同プロジェクト実行委員長の下里優太さん(40)から肩書入りの名刺を受け取った。
今後はPR動画への出演やイベントへの出席を予定。「沖縄ならではの『ちむぐくる』(思いやりの心)が根付いている鶴見をどんどんPRしていきたい」と力を込めた。