松たか子 沢田研二の25歳年下の恋人に 「土を喰らう十二ヵ月」でヒロインの編集者役

秋に劇場公開される、沢田研二主演映画「土を喰らう十二ヵ月」の、キャストが発表された。ヒロインを松たか子が務めるほか、西田尚美、尾美としのりらが出演する。

松たか子が演じるのは、沢田研二演じる作家ツトムの担当編集者で、25歳年下の恋人である真知子。原作のエッセイには登場しない、映画オリジナルのヒロインとして登場する。松たか子の撮影日には現場も華やいだ雰囲気になり。スタッフ一同が真知子の魅力に目を奪われていたという。編集を終えた中江裕司監督は「松さんが演じる真知子は、ゴダールの映画のアンナ・カリーナみたいで本当にチャーミング」と語っている。

ほかに、ツトムの友人・大工役に火野正平、ツトムが師と仰ぐ和尚の娘・文子役に檀ふみ、ツトムの義弟・隆役に尾美としのり、隆の妻・美香役に西田尚美、写真屋役に落語家の瀧川鯉八、ツトムの義母役に92歳にして現役の奈良岡朋子が顔をそろえる。

「土を喰らう十二ヵ月」は、1978年に雑誌「ミセス」で1年に渡り連載された水上勉による料理エッセイを原案とした作品。人里離れた長野の山荘で1人で暮らしている作家のツトムは、山の実やきのこ、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためている。 時折、東京から訪ねてくる担当編集者で恋人の真知子と旬のものを料理して一緒に食べるなど、悠々自適な暮らしをするツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる。そんな沢田研二演じるツトムを、日本の里山の四季の移り変わりと、料理研究家の土井善晴が手掛ける料理の数々とともに描く。

【作品情報】
土を喰らう十二ヵ月
2022年秋公開予定
配給:日活
©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

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