今後2週間 全国的に気温変動大 東・西日本はぐずついて天気多く 1か月予報

気象庁は17日(木)、向こう1か月(2/19~3/18)の天候の見通しを発表した。期間のはじめは全国的に気温が低いが、その後は高くなる予想で、今後2週間ほどは気温の変動が大きい見込み。北日本では、期間のはじめを除いて冬型の気圧配置となりにくいため、向こう1か月の気温は高くなりそうだ。  また、東・西日本の太平洋側は、低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は平年並みか多い見通し。日照時間は、平年並みか少ない予想となっている。

 1週目(2/19~2/25) 北・東・西日本の日本海側は寒気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が多い見込み。北・東・西日本太平洋側は低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べ晴れの日が少なくなりそうだ。沖縄・奄美は前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い見通し。  

 2週目(2/26~3/4) 全国的に高温傾向が見込まれる。北・東・西日本の日本海側は冬型の気圧配置が弱く、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が少ない見込み。北・東・西日本太平洋側は1週目と同様、低気圧や前線の影響を受けやすく平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。一方、沖縄・奄美は高気圧に覆われやすくなり、平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込み。

 3~4週目(3/5~3/18)  北日本の日本海側は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雪の日が少ない見込み。北日本の太平洋側は高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。東・西日本の太平洋側は、平年と同様に晴れの日が多い見通し。

北海道 来週後半は気温上昇

高温に関する早期天候情報。

 北海道の気温は、向こう1週間程度は平年並みか平年より低い日が多いが、その後は寒気の影響を受けにくいため平年より高い日が多くなる見通し。特に、25日(金)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は北海道に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理や、気温上昇によるなだれ等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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