KRP三陽工業&RS-ITOH with VISSEL KOBE、柳川明を起用してJSB1000に復活。鈴鹿8耐にも参戦/全日本ロード

 2月17日、三陽工業株式会社は『KRP三陽工業&RS-ITOH with VISSEL KOBE』のチーム名で、2022年全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに柳川明を起用して参戦すると発表した。また、鈴鹿8時間耐久ロードレースのEWCクラスに参戦する。

 1980年に設立された三陽工業は、2016年からレースの参戦をはじめ、2018年までJSB1000クラスを戦った。以降はST600クラスに変更し、昨年は参戦自体を撤退していた。

2016から始動 KRP=Kawasaki Repayment Project

 しかし、JSB1000クラスに唯一カワサキのマシンで参戦していたRS-ITOHと再度タッグを組み、2022年は全日本ロードJSB1000クラスに復活することをアナウンスした。

 監督に伊藤一成氏、ライダーに柳川明を擁して、2022年モデルのカワサキNinja ZX-10Rを走らせる。また、RS-ITOHは鈴鹿8耐の出場権も行使しており、EWCクラス参戦する予定だという。

■伊藤一成監督
「モータースポーツの世界においても、新型コロナウイルスによって多大な影響を受けたことは言うまでもありません。2年連続で世界選手権の鈴鹿8耐が中止になるなど、数年前には思いもしなかった出来事です。しかし、光のさす未来に向かって『レースの情熱』を持ち続け、この試練を乗り越えること。今こそRS-ITOHの情熱が試されているのだと思います」

■柳川明
「今年もJSB1000クラスにフル参戦するチャンスを頂きました。年齢を言い訳にしないよう日々フィジカルトレーニングは欠かしていませんが、更に上位での争いができるようもっと貪欲に色々なことにチャレンジしていきます。応援してくださるファンの皆さまや支援して頂いている企業の皆さまに楽しんでいただけるようなレースを、チーム一丸となってお届けしますので今シーズンも応援よろしくお願いします」

■三陽工業:井上直之代表取締役
「伊藤さん・柳川さんそして三陽工業に共通している想いはKawasakiに対しての感謝と熱量です。アプローチの仕方はそれぞれ異なりますが想いの先にKawasakiのグリーンのバイクがあります。JSB1000も鈴鹿8時間耐久ロードレースも日本を代表するレースです。そこで走るKawasaki ZX-10Rにみんなの想いを乗せて、このモヤモヤする時代を駆け抜けていきます」

■チーム概要
チーム名:「KRP三陽工業&RS-ITOH with VISSEL KOBE」
チーム監督:伊藤一成
ライダー:柳川明
マシン:2022年モデル Ninja ZX-10R
参戦クラス:「全日本ロードレース選手権JSB1000クラス」、「鈴鹿8時間耐久ロードレースEWCクラス」

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