世界の課題を謎解き 串間市内9小学校で授業

謎解きに挑戦しながらSDGsを学ぶ有明小の児童ら

 持続可能な開発目標(SDGs)について理解を深めてもらおうと、串間市は市内の小学5、6年生を対象にしたオンライン授業を今月から始めた。子どもたちは謎解きに挑戦しながら、SDGsへの理解を深めていた。
 遊んで学べる学習プログラムを開発するチーム「アソマナクティブ」(東京)が講師を担当。初日となる10日は、講師が同市の有明、大平小の両教室とビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」をつないで授業を行った。有明小の児童たちはクイズ形式で臨み、ヒントを参考にしながら、世界には5歳まで生きられない子どもが年間560万人いることや、二酸化炭素が地球温暖化の原因の一つになっていることなどを学んだ。
 有明小6年の萩原創汰君(12)は「クイズを解くことが勉強にもつながりとても楽しかった。SDGsについてもっと知りたくなった」と話していた。
 同授業は、今回を含め計6回、市内九つの小学校で実施される。

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