沖縄コロナ702人感染 「みなし陽性」11人 入院待機ステーション拡張へ(2月18日朝)

 沖縄県は17日、新たに10歳未満から90代までの702人の新型コロナウイルス感染を確認した。前週木曜日の699人から微増。感染者の累計は9万3076人。県は本島南部で運用中の30床の入院待機ステーションについて、近く那覇市内に移転して100床規模に拡張すると発表した。
【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
 新規感染者702人のうち、11人については施設での集団発生に関するもので、医師により検査なしで「みなし陽性」と判断された。16日の6人と合わせ「みなし陽性」は計17人となった。16日までの1週間の10万人当たり新規陽性者数は262.07人で全国22位。全国平均は457.22人。

 入院待機中の患者が一時的に酸素投与などの措置を受けられる入院待機ステーションは、現在本島南部の1カ所で運用されている。県はこれを那覇市内に移転し、当面は25~30床体制で運用し、準備が整い次第100床体制に拡張する。

 米軍関係者は新たに嘉手納基地やキャンプ・キンザーなどで計27人の新規感染の報告が県にあった。累計は1万356人。

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