「かなり低空、周辺で漁船操業も」金武訓練場沖で米兵が降下

 沖縄県金武町の米軍ブルービーチ訓練場沖で16日午後、米海兵隊の大型輸送ヘリCH53Eから隊員らが海に降下する様子が確認された。米海兵隊が18日まで実施している「ジャングル戦闘訓練22」の一環の可能性がある。

 目撃した男性によると、訓練は午後2時半ごろから1時間程度行われた。飛来したヘリは訓練場から300~400メートルの沖合でホバリングし、高度数メートル程度まで海面に近づくと後部ハッチから隊員らが海に降下した。

 海上で待機していたゴムボートが隊員らを回収。同様の降下訓練を数回繰り返し、約30人の隊員が海に降下した。

 訓練の様子を撮影した男性は「周辺では漁船が操業する様子も見られた。かなりの低空で飛んでおり、危険を感じた」と話した。

 (塚崎昇平)

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