きょう18日(金)も山陰から東北の日本海側を中心に雪が降っている。
午後は次第に雪の範囲が狭まってくるが、雪が多く積もっている所では、なだれや落雪が起きやすくなっているため、注意が必要だ。太平洋側では午後も晴れて空気の乾燥が続くが、土日は全国的に天気が崩れる見通し。
雪が止んでも油断せず
このあとは冬型の気圧配置が緩むため、雪の範囲が狭まってくる。午後は新潟県周辺では雪が長引くものの、そのほかは次第に止んでくる見込み。
ただ、これまでに降った雪で積雪は平年よりも多くなっており、午前10時現在の積雪の深さを平年と比べると、岐阜県の関ケ原では10倍、滋賀県の彦根では8倍以上、山形県の酒田でも6倍の多さとなっている。引き続き、なだれや屋根からの落雪などに十分な注意が必要だ。 雪下ろしをする際は必ず二人以上で命綱をつけて行なうなど、安全に十分配慮しながら作業してほしい。
太平洋側はきょうまで晴れて乾燥
太平洋側はこのまま今夜にかけて晴れる所が多くなりそうだ。空気が乾燥しているため、火の取り扱いなどに注意が必要となる。ただ、この晴れの天気は一旦、きょうまでとなる見込み。
土日は西から天気下り坂
土日は南の海上を前線を伴った低気圧が進んでくるため、全国的に天気が崩れる。
西から雨の範囲が広がり、九州では朝から、中国、四国でも昼前には雨雲がかかりだす見込みだ。東日本でも午後から夜にかけて次第に雨の範囲が広がるが、雪になるのは山沿いが中心となりそうだ。ただ、夜遅くから日曜日にかけて天気が崩れる北陸や北日本では、雪や冷たい雨の所が多くなる見通し。
沖縄はぐずつく
湿った空気などの影響で南西諸島に雨雲がかかっているが、あす19日(土)も沖縄や奄美では断続的に雨となりそうだ。特に土曜日の午前中が雨のピークで、局地的には雷を伴った激しい雨が降るおそれがある。あさって20日(日)も不安定な天気で、にわか雨がありそうだ。 (気象予報士・多胡安那)