震災から11年 当時と現在の風景を比較する企画展 宮城・気仙沼市

宮城県気仙沼市の美術館では、震災から11年に合わせ「災害と風景」をテーマにした企画展が開かれています。

気仙沼市のリアス・アーク美術館で開かれている企画展「あの時、現在そしてこれから」。

学芸員が撮りためた被災現場の写真約350点や、被災直後と現在を比較する写真を展示しています。

気仙沼市唐桑町鮪立のあの時と現在を比較した展示です。

海と山の合間のわずかな土地にあった住宅が流され、現在は残った住宅と海との間を仕切る防潮堤が目を引きます。

津波で流された家屋や車が横たわっていた気仙沼市幸町3丁目は現在、4棟の復興住宅が立ち並ぶ新しい街に作り替えられました。

リアス・アーク美術館山内宏泰館長「地域文化というのが、道路ができたり街の構造が変わっていくと変わってしまうでしょうから、その辺がどう変わったのかあるいはどう変わっていくか、そこの部分を皆さんで1回考えてもらえないかなというのが、こちら側の意図するところですね」

この企画展は観覧料無料で、3月21日まで開かれています。

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