【19日】県内17市町370人コロナ感染 長崎、佐世保4人死亡

左から 19日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(18日午後7時現在)

 長崎県などは19日、県内17市町で計370人の新型コロナウイルス感染者を確認し、長崎、佐世保両市で計4人が亡くなったと発表した。新たなクラスター(感染者集団)は、佐世保市総合医療センター(平瀬町)と市内の児童関係施設2カ所、平戸市の青洲会病院の計4件が確認された。
 亡くなった4人のうち、長崎市の90代以上男性と70代男性は陽性が分かり、入院していた病院で18日に死亡。佐世保市の70代男性は入院中の病院で陽性が判明し、13日に死亡。80代男性は14日に自宅で亡くなり、その後、感染していたことが分かった。県内の死者は累計99人になった。
 新規クラスターのうち、佐世保市総合医療センターでは18日、血液内科病棟の入院患者4人、医療従事者1人の計5人の感染が判明。ほかの入院患者30人、関係職員44人は陰性を確認した。同病棟の入院は今月末まで一部制限する予定。外来診療は通常通り行う。
 児童関係施設2カ所では、計11人(職員5人、園児6人)と計6人(職員5人、園児1人)の陽性がそれぞれ判明した。
 青洲会病院は職員8人、入院患者7人の計15人の感染が確認された。19日から当面の間、外来診療を電話での再診のみとし、外来リハビリと新規入院、救急受け入れを休止した。
 既存のクラスターでは2件が拡大。長崎市の医療機関で計102人(24人増)、諫早市の宮崎病院で計11人(1人増)となった。
 県教育委員会事務局の40代女性職員1人、長崎市原爆被爆対策部の40代女性職員1人、雲仙市の40代男性職員1人と40代女性職員1人も感染した。


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