横浜市南区在住のシンガー・ソングライターで音楽会社社長の加東竜次さん（73）が、新型コロナウイルス禍の社会を励ます応援歌「商売繁盛コロナに負けるな」をリリースした。親友らをコロナで亡くした悲しみを乗り越えて制作。「暗くなりがちな世の中を明るく元気にしたい」という真っすぐな思いを歌詞に込め、軽快な曲調に仕上げた。
「商売繁盛コロナに負けるな 景気回復 ショッ ショッ ショッ 商売繁盛コロナに負けるな 無病息災」－。
歌詞には、苦境にあえぐ飲食店関係者らを勇気づけるフレーズが並ぶ。加東さんは「明るく元気に楽しく、それが大事なんだということを『負けるな』に込めた」と思いを語る。
前向きなメッセージの一方で、加東さん自身が実感したこんな言葉も。「人に厳しく 自分に甘い 文句を言いたい 奴（やつ）ばかり」－。コロナ禍であぶり出された人間の本性をストレートに表現したという。
