リーズDFは直ちに交代させるべきだった?PFAが脳震盪の危険性を主張「プロトコルが機能していない」

 脳損傷の慈善団体『ヘッドウェイ』やプロサッカー選手協会(PFA)は、脳震盪のプロトコルの重要性を主張した。

プレミアリーグ、2月から脳震盪による交代が2名まで可能に FAカップや女子リーグでも試行

 リーズ・ユナイテッドのロビン・コッホは、プレミアリーグ第26節マンチェスター・ユナイテッド戦で12分にスコット・マクトミネイと頭部が衝突。血まみれになり頭に包帯を巻いて一度はプレーを再開するものの、31分に再びダウンし途中交代となった。FAのガイドラインでは、脳震盪の疑いのある選手は直ちにピッチから退場させるべきとされていて、コッホのような場合は臨時の途中交代が可能。PFAはTwitterで、「コッホの負傷は、サッカー界における脳震盪のプロトコルの重要性を改めて証明するものとなった。一時的に復帰できても、すぐに症状が悪化した事例を頻繁に目にしている」と苦言を呈した。

 また『ヘッドウェイ』の副最高責任者のルーク・グリッグス氏は、「完全にフラストレーションが溜まり、脳震盪へのアプローチが混乱している」とコメント。「スタッフがピッチ上で脳震盪か判断しようとすると、大変な時間がかかる。一時的な交代を支援する必要がある。プレミアリーグの評判がかかっているから、早急に回答が欲しい。血まみれの包帯を巻いて頑張る時代は、もう終わったんだ」とリーグに回答を求めた。

PFAが脳震盪のプロトコルを主張 Photo Shaun Botterill

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