栃木県内新たに809人感染、2人死亡 クラスター5件 新型コロナ

県内の新型コロナウイルス感染者数 22日発表分

 栃木県と宇都宮市は22日、新たに計809人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。高齢者施設3カ所を含む計5件のクラスター(感染者集団)が発生。既に公表済みの感染者2人が取り下げられ、累計感染者数は4万1443人となった。

 21、22日に県内の施設で療養中だった60代と80歳以上の男性患者2人が死亡し、県内の死者は167人となった。

 新規感染者は10歳未満~90代の男女で、475人の感染経路が不明。検査なしで医師が陽性判断する「みなし陽性」は67人だった。

 クラスターは野木町内の障害者施設で職員と入所者計41人の感染が確認された。高齢者施設では足利市で計19人、大田原市は計6人、那須塩原市は計18人の職員と入所・利用者が感染。宇都宮市内の保育施設でも職員と園児計12人が感染した。

 入院者255人、宿泊療養者395人、自宅療養者(療養先調整中含む)6216人、重症者9人。

 22日の市町別感染者数 宇都宮市148人、小山市114人、栃木市111人、足利市83人、鹿沼市56人、佐野市47人、真岡市38人、下野市37人、上三川町25人、那須塩原市24人、那須町18人、壬生町15人、日光市14人、大田原市12人、野木町、高根沢町各10人、さくら市8人、矢板市、益子町各7人、那須烏山市、茂木町、芳賀町各4人、市貝町、那珂川町各2人、県外9人

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

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