24日(木)にかけて全国的に寒さ続く 週末は気温上昇 多雪地はなだれに注意を

 日本海側の大雪はピークを過ぎたが、あす24日(木)にかけても断続的に雪が降る見込み。積雪が多くなっている地域では、引き続きなだれや屋根からの落雪などに注意が必要だ。
 全国的に24日(木)にかけて寒い状態も続くが、週末は一気に暖かくなる地域が多い見通し。この先は、気温変化に対しても注意が必要となる。

24日(木)も寒さ続く

 日本の上空には、24日(木)にかけても寒気が居座る見込み。このため、日本海側では西日本を含めて広い範囲で断続的に雪が降り、山沿いを中心に雪の量が増える所がありそうだ。これまで大雪となっている地域では、なだれや屋根からの落雪、長引く交通障害に注意が必要で、除雪のさいは周囲の安全を確かめるよう心がけたい。

 太平洋側は24日(木)にかけても晴れる所が多いが、気温が低いうえに空気の乾燥した状態が続く見通し。引き続き火の取り扱いや、部屋の温度・湿度の管理、肌トラブルなどに気を留める必要がありそうだ。なお、南西諸島は前線の影響で、24日(木)にかけても断続的に雨が降る見込み。

昼間の寒さ解消

 全国的な寒さは、ようやく終盤に差し掛かっている段階だ。東日本の太平洋側や西日本は、朝晩はまだしばらくしっかりと冷え込む予想だが、日中の気温は25日(金)から上昇に転じて、週末は東海の一部や四国、九州は15℃を超える地域があるなど、春を先取りしたような陽気となる見込み。
 ただ、四国や九州を中心に、スギ花粉の本格的な飛散が見込まれるため注意が必要だ。

 北陸や北日本でも、週末はこれまでより気温が上がるが、天気は不安定で日曜日は雨や雪の降る地域が多い。多雪地では、なだれや落雪に対して引き続き注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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