「鎌倉殿の13人」音楽で堪能 鎌倉芸術館でコンサート 大庭景親役の國村隼さんトークも

大河ドラマのテーマ曲などを演奏した「石田組」=23日夕、鎌倉芸術館

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を彩るテーマ曲などを演奏するコンサートが23日夕、鎌倉芸術館(鎌倉市大船6丁目)で開かれた。約700人の参加者はオープニング曲をはじめとするドラマでおなじみの曲目に耳を傾け、スペシャルゲストのトークを楽しんだ。

 コンサートは、バイオリニスト石田泰尚さん率いる13人の弦楽アンサンブル「石田組」が出演。メインテーマのほか「坂東武者~兵どもが思う~」「後に執権と呼ばれる男」など約10曲を力強く、繊細に奏でた。

 また、音楽を担当した作曲家エバン・コールさんも登場し、「作曲を外国人の私に任せてもらえて非常に責任を感じた」と笑顔で胸の内を語った。

 相模国の武将「大庭景親」役で出演する俳優の國村隼さんも駆け付け、撮影エピソードを披露。「大河なので時代のうねりがメインにはなるが、登場人物一人一人の描き方にも注目してほしい」と呼び掛けた。

 NHK横浜放送局、鎌倉市、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」鎌倉市推進協議会の主催、神奈川新聞社の協力。演奏の模様は公開収録し4月にNHKラジオで放送される予定。

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