山梨の団体活動を評価  地域再生大賞表彰式

 地域づくりに成果を上げた団体を宮崎日日新聞など地方新聞46紙と共同通信が表彰する2021年度の第12回地域再生大賞に輝いた「河原部社(かわらべしゃ)」(山梨県韮崎市)の表彰式が18日、山梨日日新聞社(甲府市)で開かれた。副賞は100万円。

 河原部社は、家庭でも学校でもない中高生の“第三の居場所”を若者たちが市街地で運営。イベントなど自発的な活動を通じてそれぞれの夢の実現を応援し、地域への愛着を育んでいる。

 表彰式で西田遥理事長(30)は「手探り、手作りだったが青少年の未来への取り組みが高く評価されてうれしい」とあいさつした。

 今回は国連の持続可能な開発目標(SDGs)を念頭に「未来へつなぐ、みんなで」を副題に設定した。準大賞(副賞各15万円)は横浜市の「こまちぷらす」と、岐阜県郡上市の「石徹白洋品店」。このほかブロック賞、特別賞(副賞各10万円)に計9団体、優秀賞に椎葉村の地域おこし団体「焼畑蕎麦苦楽部」など38団体が選ばれた。

 新型コロナウイルス感染拡大のため、東京での表彰式は開かず、各地での個別表彰となった。焼畑蕎麦苦楽部の表彰式は20日、椎葉村で行われる。

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