「基礎疾患がある子どもはワクチン接種すべき」長崎大学大学院・森内浩幸教授

5歳から11歳のワクチン接種について、迷っていたり不安に思っている方も多いと思います。

日本小児科学会理事で長崎大学大学院の森内浩幸教授に、接種についての考え方を聞きました。

森内教授は、ワクチン接種が5歳からに拡大されることのメリットとして、発症よりも重症化を防ぐことを挙げています。

そのため「ダウン症候群や神経疾患、慢性の肺や心臓の病気など基礎疾患を抱える子どもはぜひ打つべき」と話しています。

一方で、全ての年代で重症化リスクが最も低いのは、健康な5歳から11歳であるためワクチン接種のメリットは小さいとしています。

ただ、健康な子どもでも祖父母と同居していたり両親や兄弟・姉妹に基礎疾患があったり、感染時に危険にさらされる人がいる場合は、感染の予防効果は弱いながらも接種することを検討してはどうかと話しています。

© 株式会社東日本放送