3歳女児転落死、兄を鑑定留置 責任能力を調べる 地検沖縄支部

 沖縄県名護市の集合住宅で、6階の自宅ベランダから女児(3)を投げ落とし殺害したとして、10代で高校生の兄が殺人容疑で逮捕された事件で、那覇地検は25日、地検沖縄支部が裁判所に鑑定留置を請求し、認められたと明らかにした。期間は25日~5月23日の予定。
▼【事件の一報】3歳児、自宅6階から転落死
 関係者によると、兄は事件当時の状況をはっきりと答えられない状況だという。女児の死を否定したり、支離滅裂な言動をしたりしており、刑事責任能力の有無などを調べる。
 事件は8日午前に発生。県警は同日午後、殺意を持って女児をベランダから投げ落としたとして、兄を逮捕した。
▼【事件の経過】兄を逮捕「落とした」ほのめかす供述
▼【供述が変遷】不可解な言動、当日2人で遊ぶ姿も
▼【兄の知人は】「明るく話しやすい」「何かの間違いでは」
▼【地域の人は】「親の気持ちを考えると…」

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