佐世保市吉岡町の長崎県立佐世保商業高(平山政一校長、561人)の情報マーケティング科マーケティングコース2年生39人は、約半年間企業と連携して商品開発に取り組んできた成果を、企業担当者にオンラインで発表した。
地元の起業家を増やそうと同校が2019年に開始した「ミライの起業家育成プロジェクト」の一環。
協働企業は、地域創生事業などを行うイノベーションパートナーズ(東京)。課題は「配送型の花のサブスクリプションサービス」で、生徒たちは7班に分かれて、同社の担当者2人からオンラインでアドバイスをもらいながら挑戦してきた。
この日は、各班が考えたコンセプトに沿って、鉢花やフラワーボックス、花束などの花とともに、球根やホットアイマスク、チョコレートなどを配送するという多様なアイデアを発表。最後の生徒による投票では、ターゲットを「美しく、かわいく努力している大学生」にして、一輪花とフラワーリップを届ける提案をした班が1位になった。
同班の班長、尼崎春妃さん(16)は「ターゲットを決めてから、価格や花の見た目、配送の可否など皆で調査、協議して詰めてきた。自信を持って提供できる商品ができたので、1位になってうれしい」と笑顔で話した。
〝花サブスク〟生徒がアイデア、成果発表 佐世保商高「ミライの起業家育成」
- Published
- 2022/02/26 11:40 (JST)
- Updated
- 2022/02/26 11:48 (JST)
© 株式会社長崎新聞社