【新型コロナ】横浜市 22人死亡、1723人感染 高校など8カ所で新たなクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は26日、新たに50~100歳代の男女22人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女1723人の感染が確認された、と発表した。重症2人、中等症9人、軽症1619人、無症状48人で、45人の症状が分かっていない。

 亡くなった22人のうち、14人は入院していた病院や施設でクラスター(感染者集団)が発生していた。

 市内病院に入院していた金沢区の90代男性は、院内で陽性者が出たため検査した結果、22日に陽性と判明。同日死亡した。

 有料老人ホームに入所していた90代女性は21日に意識消失し、陽性と判明。同日死亡した。同施設の陽性者は26人で、初めての死亡者となった。

 港南区の90代女性は、13日に呼吸不全で市内病院を受診し、陽性と判明。22日に死亡した。

 金沢区の80代男性は食欲低下で18日に陽性と分かり、24日に死亡した。

 同区の80代女性は意識障害で救急搬送された18日に陽性と判明、19日に死亡した。

 横浜南共済病院(同市金沢区)に入院していた80代女性は発熱した7日に陽性が判明し、25日に死亡した。同病院の死亡者は2人となった。

 港北区の100歳代の女性は1月20日に食欲不振となり、2月15日に自宅で亡くなった。その後の検査で陽性が判明した。

 横浜総合病院(青葉区)では入院患者3人が死亡。80代女性は3日に発熱し、陽性と判明。11日に死亡した。80代男性は5日に陽性と判明、15日に死亡した。90代女性は2日に発熱、陽性と判明し14日に死亡した。同病院の陽性者は124人で、死亡者は4人となった。

 特別養護老人ホームに入所していた90代女性は発熱後の14日に陽性と判明。19日に死亡した。同施設は12人が陽性で、死亡者は初めてという。

 中区の70代男性は、全身倦けん怠たい感で16日に受診し陽性と判明した。自宅療養していたが呼吸苦で入院、22日に死亡した。

 佐藤病院(南区)では、入院患者4人が死亡した。50代男性2人はそれぞれ発熱し、陽性と判明。12日に一人が、13日にもう一人が死亡した。80代男性は1月31日に発熱、陽性と判明し15日に死亡した。90代男性は発熱後の16日に陽性と判明。22日に死亡した。

 赤枝病院(旭区)に入院していた80代女性は、発熱後の12日に陽性と判明、19日に老衰で死亡した。同病院は33人が陽性で、死亡者は4人となった。

 横浜市立市民病院(神奈川区)に入院していた70代男性は11日に陽性と判明、14日に肝硬変で死亡した。同病院の陽性者は6人で死亡したのは初めて。

 市内医療機関に入院していた県内の80代女性は8日に発症し、陽性と判明。10日に死亡した。

 横浜新緑総合病院(緑区)に入院していた90代男性は発症した1月22日に陽性と判明。同月27日に死亡した。同病院では39人が陽性で、初の死亡者となった。

 南区の80代男性は発熱と呼吸苦で市内病院を受診した23日に陽性と判明。24日に死亡した。

 このほか、老人介護保健施設の90代女性は公表について家族の同意が得られなかったという。同施設の陽性者は16人で初めての死亡となった。

 クラスター関連では、有料老人ホーム2施設、通所介護施設5施設、県立高校1校で新たなクラスターを認定した。

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