【新型コロナ】横浜で2224人感染 60~90代の12人死亡、うち8人はクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は22日、新たに60~90代の男女12人の死亡と、10歳未満~90代の男女2224人の感染を確認した、と発表した。重症2人、中等症3人、軽症2097人、無症状28人、94人の症状が分かっていない。

 市によると、12人はいずれも基礎疾患があり、うち8人は入所していた施設や病院でクラスター(感染者集団)が発生していた。

 有料老人ホームに入所していた90代女性は、12日に陽性が判明、17日に乳がんで亡くなった。

 70代の男女2人はふれあい東戸塚ホスピタル(同市戸塚区)の入院患者。70代女性は6日に陽性が判明、13日に心筋梗塞で死亡した。70代男性は3日に陽性が判明、11日に高度徐脈で死亡した。同病院での死者は10人となった。

 有料老人ホームに入所していた80代女性は、8日に陽性が判明、10日に死亡した。同施設での死者は2人となった。

 80代の男女2人は関東病院(同市中区)の入院患者。80代女性は7日に陽性が判明、同日死亡した。80代男性も4日に陽性が判明し、7日死亡した。死因はいずれも新型コロナウイルス感染症による肺炎だった。

 汐田総合病院(同市鶴見区)に入院していた80代男性は、1月31日に陽性が判明。2月3日に慢性心不全で亡くなった。同病院での死者は4人となった。

 汐見台病院(同市磯子区)に入院していた80代男性は17日に陽性が判明。19日に間質性肺炎で死亡した。

 神奈川区の60代男性は、16日に病院を受診し、陽性が判明。入院したが20日に膵がんで死亡した。

 南区の80代男性は、15日に新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなった。

 同じく南区の80代男性は、9日に陽性が判明。自宅療養をしていたが、12日に呼吸苦で入院。17日に新型コロナウイルス感染症で亡くなった。

 別の南区の80代男性も、10日に陽性が判明。自宅療養をしていたが、13日に呼吸苦で入院。21日に新型コロナウイルス感染症で亡くなった。

 クラスター関連では、保育施設1施設、高齢者施設2施設で感染が拡大し、市は新たなクラスターと認定した。

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