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明治38年創業の水炊き専門店

西鉄大牟田線の平尾駅から徒歩12分ほどの静かな住宅街に存在感のある一軒家造りの店を構える『水月』。

初代が当時の英国領・香港にて洋食と中華料理にヒントを得て考案し、旧須崎町に開業したのが始まりの水炊き専門のお店です！

あえて支店はつくらず、暖簾と伝統の味を現在の三代目まで守り続けている老舗。

店内は1階と2階に広く席が設けられており、ゆったりと水炊きを楽しめる空間です。

メニューは元祖博多水たきコースのみ！A・B・フルコースと3種類あり、コースに応じてが副菜の量が異なります。

こちらの「水炊き」は、西洋のコンソメ・中華の鶏を炊き込む、という2つの技法をミックスさせ完成させたものだそう。

鶏のぶつ切りを水から一気に炊き、丁寧にアクを取りながら仕上げる澄んだ美しいコンソメ風のスープが特徴的！

約1時間ほどしか炊かないことが、この澄んだスープの秘訣。

具は、南九州で育てられた5～6カ月の雄鶏にこだわった鶏肉とつみれ用のミンチを筆頭に、キャベツ・ミズナ・ネギなどの厳選野菜が並びます。

糸島産のだいだいをひとつひとつ手しぼりして1年ほど寝かせて作った自家製のぽん酢に、博多特産の小ネギやにがりの風味を持つ塩など、こだわり抜かれた水炊きを引き立てる薬味も魅力的！

食べ方は、下ごしらえとして鶏を煮込んだシンプルな鶏スープを塩と小ネギで飲んだあと、鶏肉やつくね、キャベツを中心とした野菜などを入れ自家製ぽん酢につけていただく流れ。

身はがれ良いふっくらと炊かれた骨付き鶏肉と、火が通った甘みあるキャベツのシャキッとした食感をシンプルに楽しめば、これぞ水炊き！と心が躍ります。

骨付き鶏肉は旨味がしっかり出ており、臭みや雑味のない上品な味わい。鶏の旨味エキスをたっぷり吸ったキャベツの味は格別です…！

その後、つみれ用のミンチを全て一度に鍋へ投入。ふわっと軽い口当たりが最後まで堪能できる、ただのつみれと侮れない味わい深さです。

食べ進めてもスープ煮詰まることはなく、鶏の旨味がより凝縮されていく！

博多流の〆は雑炊で！鶏の旨みと優しい味を余すことなく堪能できます。

素材本来の味わいを最大限楽しめる水炊きを福岡で。福岡の水炊きの奥深さが堪能できること間違いなしの逸品です！

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〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾３丁目１６−１４

＊この記事は2018年1月時点の情報を基に作成しています。

＊新型コロナウイルス感染症の影響で、営業状況や掲載内容に変更が生じる場合があります。最新の情報は、事前に各店舗・施設の公式情報をご確認ください。

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＊この記事で使用している画像は、執筆者が撮影したものです。