高崎山のサル 海を渡る 大分

 大分市が交流を続けている南米のウルグアイに、高崎山のサルが贈られることになりました。15匹のサルが海を渡ります。

 佐藤大分市長「大分の観光の一番の名所である高崎山のサルを贈ることで親近感を深めていきたい」

 大分市は2019年のラグビーW杯でウルグアイ代表の公認キャンプ地に選ばれ、交流を深めてきました。これをきっかけに高崎山のニホンザルを寄贈する計画を、ウルグアイの日本大使館を通して進めていたということです。寄贈するのはウルグアイのドゥラスノ県にある動物園で、鳥獣保護法の規定に基づき、高崎山の天然記念物の指定エリア外に生息する野生のサル15匹を群れごと捕獲します。2023年2月ごろに檻を設置して捕獲し、10月ごろに飛行機で輸送する見通しです。輸送の準備にかかる費用700万円を2022年度の当初予算案に盛り込んでいます。市では1977年にもローマの動物園にニホンザル30匹を贈っていて、今回で2度目の寄贈になるということです。

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