長崎国際大 ワクチン3回目 職場接種開始 大学では全国で最も早く

職場接種会場で新型コロナワクチンの注射を受ける来場者(右)=佐世保市、長崎国際大

 長崎県佐世保市の長崎国際大は28日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の職場接種を開始した。学生ら約4千人が対象。同大によると、大学の職場接種では全国で最も早いスタートという。
 1、2回目を同大で接種した学生や教職員、地元企業の従業員らが対象で、今回は近隣のハウステンボス(HTB)の従業員約500人を加えた。
 初日は約230人が予約。予診を受けた後、米モデルナ製のワクチンを接種した。同大は3月8日まで接種を続け、4、5月にも随時実施する予定。安東由喜雄学長は「九州でも陽性者数は軒並み多く、感染と重症化の予防にワクチンは有効だ。多くの人に接種を促したい」と話している。
 これまでに職場接種を実施した県内大学のうち、県立大は4月中旬に3回目の接種を始める予定。長崎大も実施する方向だが、「具体的な時期や規模はまだ決まっていない」。長崎総合科学大は実施しないとしている。


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