低気圧や前線の影響で、1日（火）午後は広い範囲で天気が崩れる見込み。西日本は太平洋側を中心に、局地的に激しく降る所がありそうだ。北日本でも雨や雪の範囲が広がり、この時季としては気温が高くなるため、多雪地ではなだれや落雪に注意が必要となる。

気温は高め

　九州は1日（火）昼過ぎにかけて、局地的に激しい雨の降る所がある見込み。天気の急変や落雷、突風に注意が必要だ。四国や紀伊半島でも、今夜にかけて発達した雨雲がかかる予想で、一時的に雨脚の強まる可能性がある。東・北日本も降水域が広がり、本州の山地や北海道は雪の降る所がありそうだ。湿った重たい雪による着雪、なだれや落雪に引き続き注意が必要となる。

　関東は昼過ぎまで晴れる所があり、各地で気温が上がる見込み。ただ、次第に雲が優勢となり夕方以降は雨の降る所がありそうだ。南部沿岸を中心に南寄りの風が強まるため、強風や高波に注意が必要となる。
　なお、関東はあす2日（水）も沿岸を中心に、遅い時間に雨の降る所がありそうだ。

週末　強い冬型に

　北日本は3日（木）の早い時間から天気の崩れる所が多く、夜にかけて太平洋側でも雪や雨が降る見込み。ただ、4日（金）はこの方面の天気も回復して、東日本を含めて広い範囲で晴れそうだ。一方、西日本は九州や四国で次第に雲が広がり、南岸では夜以降、雨の降る可能性がある。

　5日（土）は前線の通過で北陸から北で雨や雪となり、6日（日）にかけては寒気の南下により山地を中心に積雪となる所がある見通し。北陸はここ数日に比べて気温が大幅に下がり、冬の寒さに逆戻りするため体調管理にも注意が必要だ。
　なお、6日（日）は関東など太平洋側で晴れる地域でも、風冷えとなる所がある見込み。北日本は日本海側を中心に、週明けにかけても荒れた天気が続く可能性があるため、今後の気象情報に注意が必要だ。

（気象予報士・高橋和也）