北日本は28日（月）午後も風が強く、日本海側は雲の取れにくい所がある見込み。一方、関東から西の各地は晴れて、この時季としては気温が高くなるが、空気が乾くため火の取り扱いに注意が必要となる。あす3月1日（火）は、太平洋側を含めて雨の範囲が広がりそうだ。

3月初日は天気崩れる

　1日（火）は低気圧や前線の影響で、全国的に天気が崩れる見込み。九州は朝から雨の所があり、昼前から昼過ぎにかけて局地的に雷を伴い激しく降るおそれがある。その他の西日本、東海や北陸も昼過ぎまでには雨の範囲が広がり、北日本でも早い所で昼前から雪や雨となる見通し。全国的に日中は気温が高めとなるため、多雪地ではなだれや落雪に注意が必要だ。

　一方、1日（火）の関東は午前中を中心に晴れる予想で、東京は最高気温が18℃と4月上旬並みまで上がる見込み。ただ、夕方はにわか雨の可能性があるため、変わりやすい天気のほうが印象が残るかもしれない。なお、関東は不安定な空模様が翌日にかけても続く予想で、2日（水）夜は雨の降る所がありそうだ。

週末　北陸以北で寒さ戻る

　今週は天気の変化が早く、3日（木）は北日本で低気圧や寒気の影響で、雪や雨の降る所があり気温も下がる見通し。関東から西は晴れる地域が多いが、4日（金）午後は西から天気が下り坂で、西日本の南岸は雨の降る所がありそうだ。今週末は、北陸や北日本を中心に寒気の影響を受ける予想で、特に北日本は荒れた天気が長引く可能性がある。今後の気象情報に注意が必要だ。

（気象予報士・高橋和也）