「対応力は海外で身についた」 3年ぶりNPB復帰のオリ中村勝がメキシコで得た経験値

オリックス入団が発表された中村勝【写真提供:オリックス・バファローズ】

先発として支配下登録を目指す「投げっぷりの良さ、向かっていく姿勢を出せていければ」

元日本ハムの中村勝投手が1日、テスト生として今キャンプに参加していたオリックスと育成選手契約を結んだ。3年ぶりのNPB復帰を果たした右腕は「投げっぷりの良さ、向かっていく姿勢を出せていければ」と、先発として支配下登録を勝ち取ることを誓った。会見での一問一答は以下の通り。

――3年ぶりのNPB復帰、今の率直な気持ちは?
「本当にこの場に立てるチャンスを頂いたので嬉しい気持ちでいっぱい。ただ、ここがゴールではないので、しっかり一歩、一歩踏み出していきたい」

――福良GMや球団からの言葉は?
「まずは支配下になってくれと言って頂いたので、しっかりその言葉を胸にやっていきたい。」

――本人が考える起用法?
「僕もずっと先発をやってきている。(メキシコでは)去年も。どこでもという気持ちあるが、必要とされているところで準備して頑張っていきたい」

――アピールポイント?
「投げっぷりの良さ、向かっていく姿勢を出せていければ。まずはスタートラインに立てた。気を引き締めて頑張っていきたい。早くチームに溶け込めるように」

「僕が現役でやっていた時よりフレッシュさ、そんな中にもベテランが支えて活躍」

――NPBに戻る一つの目標が叶った
「2年前からしたら、全く目標になかった。自分がやっていく中で感覚が良くなって。去年メキシコでだいぶ良くなって、これだったら勝負できるかもと目標に変わっていった。もう一回、戻ることは大変なことだが、このチャンスを無駄にせず。チーム、ここまで支えてくれた方に恩返したい」

――海外の経験で得たもの
「NPBの組織として、海外(メキシコ)に出てみて恵まれていると感じた。海外でイレギュラーなことがたくさん多かったので。対応力というか、いい意味でこだわっているものがどんどん削ぎ落されて。しっかり譲らないところは譲ってはいけないが、変なところは良くなっている。そういった対応力は海外で身についたんじゃないかなと思う」

――オリックスの印象は?
「僕が現役でやっていた時よりフレッシュさ、そんな中にもベテランが支えて活躍されている。すごく、外からみてもバランスがいいなと思っていた。皆、明るい感じ。僕からがつがつ話しかけられないが、徐々に打ち解けられたらいいなと」

――若い選手が多いチーム
「結局、入ったら年齢だったりあるが、野球になれば競争になる。僕も年齢が年齢ですが、いい見本になれるように。自分のことはしっかりやっていきたい」(Full-Count編集部)

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