『ツインリンクもてぎ』が『モビリティリゾートもてぎ』へ名称変更。25周年記念のイベントも開催へ

 2022年3月1日、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎを運営するモビリティランドは、同日付で社名を『ホンダモビリティランド株式会社』に変更し、栃木県茂木町にあるツインリンクもてぎの事業所名を『モビリティリゾートもてぎ』へと名称変更を行った。

 F1日本グランプリの舞台として、そして世界屈指の名コースのひとつである鈴鹿サーキット、そしてMotoGPをはじめ国内外のビッグレースを開催するほか、豊かな森を活かしさまざまなリゾート施設をもつモビリティリゾートもてぎは、2022年に鈴鹿が開場60周年、もてぎが開場25周年を迎える。

 そんな両サーキットの節目の年に、モビリティランドは創業の原点を見つめ直すためにホンダモビリティランドへと社名を変更することになり、ツインリンクもてぎはモビリティリゾートもてぎへと名称を変更することが2021年10月に発表された。

 迎えた3月1日、ホンダモビリティランドは「昨年10月に発表させていただきましたとおり、2022年3月1日、栃木県茂木町にて運営する『ツインリンクもてぎ』の事業所名を『モビリティリゾートもてぎ』へ変更いたしました」と発表し、開場25周年を迎えるもてぎで開催を予定している企画やイベントの概要を明らかにしている。

モビリティリゾートもてぎの開場25周年ロゴ

 もてぎ開場25周年のアニバーサリーイヤーには、年間を通じ、人と自然とモビリティの共生をテーマとした様々な企画・イベントが開催される予定となっており、オーダーメイドの体験企画『夢実現アクティビティ』や森に囲まれた地形を活かしたピクニックイベント、園内全域を使用した謎解きイベントなどが案内されている。

 このなかの夢実現アクティビティについては、「数々の国際レースを開催してきたレーシングコースと広大な森で25年間に渡り培ってきたオリジナリティ溢れるアクティビティを組み合わせ、みなさまの夢を実現する」と説明されており、専任のコーディネーターがリクエストを伺い、プランニングから各種手配までを手伝うことで、ひとりひとりに合わせた完全オーダーメイドのアクティビティになるという。

 アクティビティは、熱気球フライト、森の生きものに会うオリジナルツアー、家族でチャレンジする森のツリーハウス作り、親子揃ってバイクで山を登るツーリングツアー、ビッグレースでの大切な人へのサプライズプレゼントなどが例として紹介されており、こちらは詳細が決定次第、ホームページなどで案内が行われる予定だ。

夢実現アクティビティの熱気球フライトイメージ

 さらにモビリティリゾートもてぎでは、1997年のオープン以来、人と自然とモビリティの共生をテーマに環境と調和した企業活動を行っており、そのなかには、SDGs(持続可能な開発目標)の掲げる17目標にある『気候変動に具体的な対策を』と『陸の豊かさも守ろう』に該当する森の再生プログラムをはじめ、カーボンニュートラルへのチャレンジなど、様々な取り組みをアクティビティという形で、観客とともに自然環境と向き合ってきた。

 モビリティリゾートもてぎは、実に東京ドーム137個分を誇る約640ヘクタールという広大な敷地を有しているが、オープン以来その65%(約416ヘクタール)を開発せず、現在も森林として残しているという。

 さらに35%(約224ヘクタール)の開発エリアのうち、約42ヘクタールは里山の森をそのまま活かした『ハローウッズ』エリアとすることで、親子連れのファミリーでも気軽に森を散策できるようになっており、棚田での親子田植えプログラムや間伐などを行う森の再生プログラムといった体験も可能になっている。

 モビリティリゾートもてぎは、「今後は、森のアクティビティをさらに充実させ、ファミリーを中心とした多くの方とともに、自然環境と向き合った活動に取り組んでまいります」としている。レースのみならず、自然環境を活かした今後のイベント開催も楽しみなところだ。サーキットやイベントの詳細については、モビリティリゾートもてぎの公式サイト(https://www.mr-motegi.jp/)をチェックしてほしい。

森に囲まれたモビリティリゾートもてぎ

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