コロナと豪雨被害でホテル倒産 大分県日田市

長引くコロナ禍と 豪雨被害で経営がひっ迫していた 日田市天ヶ瀬のホテルが倒産しました。 負債は23億円あまりで、 コロナ関連の倒産では 大分県内で過去最大です。 大分地裁日田支部から 破産開始決定を 受けたのは、 日田市天瀬町のホテル、「みるきーすぱ サンビレッジ」を運営する 山一観光です。 東京商工リサーチに よりますと、 ホテルは1976年に創業し、 ピーク時の97年には 年間8億円の売上高が ありましたが、 近年は観光客が減少し 赤字経営が続いていました。 こうしたなか、 新型コロナウイルスの 感染拡大で観光客は激減。 2020年7月の豪雨が 追い打ちをかけ 事業を続けることを 断念したということです。 コロナ関連の倒産は 県内で18件目で、 負債およそ23億5000万円は 過去最大の数字です。 東京商工リサーチは 「施設が大きい分 固定費が多く 負債が積みあがった形。 コロナの収束も見えず  ホテルや旅館は 当面厳しい状況が続く」 と話しています。

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