白熱の“ミラノ・ダービー”はスコアレス!ミランが攻勢に出るもチャンスを活かせず

 コッパ・イタリア準決勝1stレグが1日に開催され、ACミランとインテルの“ミラノ・ダービー”が勃発した。

「戦争は答えにならない」… シェフチェンコがロシアのウクライナ侵攻反対を訴える

 今シーズン3度目の顔合わせとなった、イタリアでも屈指の盛り上がりを見せる“ミラノ・ダービー”。試合前にはアンドリー・シェフチェンコ氏が母国ウクライナで起きている紛争停止を訴え、両チームも“平和”と記された看板を前に一致団結を主張した。今シーズンのダービーで1勝1分と勝ち越しているミランが攻勢に出ると、前線からの積極的なプレスや果敢なドリブル突破などを披露し、ゲームの主導権を握る。

 緊迫した空気がジュゼッペ・メアッツァが包む中、後半に入ってもミランが試合を優位に進める。球際で選手同士が絶妙な距離感を保ち、細かいパス回しで局面を打開。最前線のオリビエ・ジルーが得意のポストプレーで起点となり、決定的なチャンスを何度も創出する。しかしフィニッシュの場面で精度を欠き、ネットが揺れることなくタイムアップ。スコアレスドローに終わり、勝負の行方は2ndレグに委ねられた。

イタリア杯準決勝のダービーはスコアレス Photo Jonathan Moscrop

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