太宰治の小説にも登場!津軽鉄道と赤い駅舎で「激馬かなぎカレー」を堪能する旅

「津軽鉄道」は、青森県の津軽五所川原駅と津軽中里駅を結ぶ20.7kmの路線。

冬は、昭和レトロな客車と昔ながらのだるまストーブがノスタルジーな「ストーブ列車」が有名です。

津軽鉄道沿線の旧金木町出身の太宰治にちなんだ「走れメロス」号に乗って、降り立ったのは「芦野公園駅」。

駅前にあるのが、旧芦野公園駅舎を改装した『赤い屋根の喫茶店 駅舎』。

津軽鉄道が開業した1930(昭和5)年から1976(昭和51)年まで使用されていました。また、旧金木町出身の作家・太宰治の小説「津軽」の中にも登場する駅としても知られています。

かつて駅だったことを物語る「手小荷物取扱所」の文字。平成26年には登録有形文化財にも指定されました。

もちろん元駅舎なので、ホーム側から店内に入ることも可能です。

壁に開いた不自然な穴は、切符を発売する窓口だった名残り。ノスタルジックな雰囲気が感じられる店内。素敵です。

金木地区は昔、サラブレッド馬の育成が盛んで、馬肉をよく食べる文化なのだそう。

そこで頂いたのは、時間をかけてことこと煮込んだ馬肉入りカレー。その名も「激馬かなぎカレー」。

馬肉は柔らかく、クセもありません。スパイスの香りは広がりますが、程よい辛さなので食べやすいです。

途中でコーヒーミルクをかける事をお勧めされます。ミルクの効果で辛さがマイルドに、さらに甘みが加わって、それまでとはまた違った美味しさに変わります。

食後は、サイフォンで淹れられた「駅舎珈琲」。コクが効いた味わいはレトロな空間にぴったり。

芦野公園駅周辺は線路に沿って桜の木が植えられていて、春になると列車が桜のトンネルの中を走る光景が見られるのだそう。今度は桜が満開の頃に来てみたいな。

皆さんもぜひ、津軽鉄道と『赤い屋根の喫茶店 駅舎』に訪れてみては!

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赤い屋根の喫茶店「駅舎」

〒037-0202 青森県五所川原市金木町芦野84−171

*この記事は2021年3月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:マサテツ

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