トゥヘル監督がアブラモビッチに関する質問を制止「何も答えられない」

 チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は、ロマン・アブラモビッチ氏に関する質問の制止を促した。

アブラモビッチ、ウクライナの終戦交渉に協力

 ロシアのウクライナへの軍事侵攻が強まり、イギリスの労働党のクリス・ブライアント議員がウラジミール・プーチン政権とアブラモビッチが「汚職活動と慣行の公的関係」にあると指摘。これを受けアブラモビッチは、オーナーを務めるチェルシーの管理・運営の権利をクラブの慈善団体に譲渡を発表した。そんな中FAカップ5回戦ルートン戦会見に出席したトゥヘル監督は、ウクライナ侵攻は危機的状況であるとし記者団にアブラモビッチについて尋ねないよう求めている。

「私は政治家ではない。戦争を経験したことがないし、ウクライナに関して話すのさえ気が引ける。私はここに平和に座っているから、とても恵まれていると思う。何も答えられないから、その手の質問はやめて欲しい。マリナやチェフとはチームをどう向上させるか毎日やりとりしているし、経営権譲渡によって私が日常的に行なっている事に影響はない。私はそれについて十分知らないから、アブラモビッチと戦争の状況についてコメントすることはないだろう」。

トゥヘル監督がアブラモビッチに関する質問を制止 Photo Matthew Ashton - AMA

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