神奈川県は2日、適用期限が6日までになっている新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置の延長を、東京、埼玉、千葉の3都県と共同で政府に要請した。要請後、黒岩祐治知事は県庁で取材に応じ「新規感染者数はピークアウトした感じがあるが、減少傾向は緩やかで、医療現場の逼迫(ひっぱく)状況は改善していない。ここで(対策を)緩める判断はできない」と述べた。
政府が延長を決定すれば、引き続き県内全域を対象に飲食店への営業時間の短縮などを要請する考えを示した。
県民や飲食事業者らには「度重なる延長要請で、負担をかけて心苦しく思う。事態が改善に向かっているのは確かなので、もうしばらく辛抱してもらい、収束に向けて進みたい」と呼び掛けた。