2000年生まれコンビでST1000に挑む! MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH/全日本ロード

 2021年シーズン後半戦から3年計画で参戦を開始したMATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH。2年目となる2022年シーズンは、新たに長谷川聖と中村竜也を起用し、全日本ロードST1000クラスに2台体制でエントリーする。マシンは、もちろんカワサキNinja ZX-10Rだ。

「まずは、このチームで走れることを関わって頂いている皆さんに感謝いたします。ST1000で3年目のシーズンなので、結果にこだわり表彰台を目指して走ろうと思っています。チームも車両も変わっているので一刻も早く慣れて、自分のものにしていきたいですね。子どものころから一歩先を常に走っていた岩戸(亮介)選手とも同じマシンで走れるので、すごく楽しみにしています」と長谷川。チームもマシンも変わり心機一転、新たなシーズンに臨む。

2022全日本ロード:ST1000に参戦する長谷川聖(MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH)

「MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOHでST1000クラスを走るオファーをいただき、本当にうれしく思っています。チーム、スポンサー、今まで支えてくださったすべての皆さんに感謝いたします。ST1000には初参戦になりますが、開幕戦から、いい走りができるよう事前テストからしっかり取り組んでいきます」と中村。ST600クラスを3シーズン戦い、全日本ロード4年目にしてST1000クラスにスイッチする。

2022全日本ロード:ST1000に参戦する中村竜也(MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH)

 黒川治監督は「スポンサーさんの意向もあり、2台体制で参戦することができることを感謝いたします。若手ライダーを走らせるというチームのコンセプト通り、ふたりの若いライダーを起用しました」と語った。

「長谷川は、ST1000で3年目ですが違うメーカーからのスイッチ、中村は、ST600からのステップアップになるので、早くマシンに慣れてもらい上位を狙っていけるようにしていきたいですね」

 引き続き、井筒仁康がライダーアドバイザーを務め、チームアドバイザーとしてRS-ITOH伊藤一成代表が屋台骨を支える。

 今シーズン、長谷川のつけるゼッケンは11。奇しくも井筒が2000年に全日本スーパーバイクでチャンピオンを獲得したときにつけていたナンバーだが、長谷川と中村はともに、その年に生まれている。2000年生まれの長谷川と中村がST1000クラスを盛り上げてくれそうだ。

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