宇都宮の料亭「明治屋」閉店 コロナ影響、縮小移転し再開目指す

2月末で閉店になった料亭「明治屋」=2日午前、宇都宮市(画像は一部加工しています)

 1905(明治38)年創業の老舗日本料理店「明治屋」(宇都宮市桜5丁目)が2月末で閉店した。新型コロナウイルス禍で宴会需要が激減し、現店舗での営業を断念した。稲葉敏明(いなばとしあき)社長(62)は「規模を縮小し、移転して営業再開を目指している」と話している。

 稲葉社長は4代目。食堂、宴会場と形態を変え、3代目の時、料亭として入り母屋造りの店構えにした。個室17部屋、最大100人以上を収容できる。1階は5部屋の仕切りを外して大広間にすることで、一度に60人までの宴会に対応した。

ピーク時には板前20人が働いた料理場と稲葉社長=2日午前、宇都宮市

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