駅名看板 飫肥杉製に 日南・飫肥駅に取り付け

飫肥杉製の駅名看板を取り付けるNIC21のメンバー

 日南市の異業種間交流グループ・市産業活性化協議会(笠村一幸会長、17人、通称NIC21)は、JR飫肥駅の駅名看板を飫肥杉製にリニューアルした。2月28日に会員3人で取り付け作業を行った。
 看板は横110センチ、縦79センチで、鉄製のフレームに飫肥杉製の薄いシートを活用した。改札口近くのホームから見える位置にあり、大きな文字で「おび」のほか、隣駅の「うちのだ(内之田)」「にちなん(日南)」も併記。内部に照明も設置している。
 同協議会は飫肥杉の活用策としてこのシート(NICシート)を開発。木目を生かしたさまざまな加工が可能で、ランプシェードや名刺などに利用されている。駅名看板を制作したのは日南駅に次いで2カ所目。
 笠村会長は「昨年の土砂災害から復旧した日南線を盛り上げつつ、観光客に飫肥杉をアピールできれば」と話している。

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