【愛川町長選】小野澤氏が3選出馬表明 コロナ禍「町民の命と生活守る」

小野澤豊氏

 任期満了に伴う愛川町長選(6月7日告示、12日投開票)で、現職の小野澤豊氏(68)は、3日に開かれた町議会本会議で3選を目指して立候補する意向を示した。井上博明氏(共産党)の質問に「(コロナ禍で)町民の命と生活を守ることが天命と考え、出馬を決意した」と述べた。同町長選での出馬表明は初めて。

 本会議で小野澤氏は「コロナ禍でこの2年間、多くのイベントや事業が中止となり、不完全燃焼の思いだった。道半ばの事業、待ったなしの課題が山積しており、町政を停滞させられない」と意欲を語った。

 また、3選に向けた課題として「町民が健康と幸福を実感でき、あらゆる世代が輝けるまちづくり、地域資源の発掘と磨き上げ、半原水源地跡地を活用した拠点づくり」などを挙げた。

 小野澤氏は1977年に同町に入庁。総務部長などを経て2011年4月から14年3月まで副町長を務めた。14年6月の同町長選で初当選し、18年6月の同町長選では新人との一騎打ちを制し、再選を果たした。

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