サンエーがアプリサービス ポイントカードと連動 顧客の利便性向上へ 

 県内小売業最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は3日、サンエーのポイントカードと連動した「サンエーアプリ」のサービスを開始した。ポイントの還元だけでなく、クーポンや情報を配信するなどサービスを充実させることで利便性を向上し、顧客の囲い込みを図る。

 アプリには、サンエーポイントをためたり使ったりできる機能に加え、全国へも発送できるオンラインショッピングやネットスーパーへの接続、キャンペーンへの応募機能などが備えられている。

 和風亭や大阪王将などサンエーが運営する飲食店では、来店前の「順番待ち受け付け」や「持ち帰り注文」ができ、店舗前の混雑緩和や待ち時間の短縮にもつなげる。

 同社によるとこれまで発効したサンエーカードは140万枚超で、うち日常的に利用されているのは約65万枚。カードとアプリの連動を積極的にPRし、初年度は30万人の登録を目指す。

 3日、サンエー浦添西海岸パルコシティで会見した同社営業担当の新城健太郎専務は「以前から(アプリ導入への)強い要望があった。情報を今まで以上にスピーディーに届け、顧客に寄り添ったサービスを提供したい」と述べた。

 アプリのダウンロードは無料。3月末まで、さまざまな特典を受けられる「アプリ誕生感謝祭」を実施している。

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